Opera エクステンション:タブ
はじめに
Opera エクステンションは強力で、HTML や JavaScript、CSS といった Web 標準の技術を使ってデスクトップ版 Opera のボタンやデフォルト CSS などの多くの機能を操ることが出来ます。 この文書では、タブの操作方法を解説します。
Opera エクステンションの作成方法を知りたいなら Opera エクステンションで Hello World! から読み始めるといいでしょう。
目次
タブを作成する
ではタブの作成方法から見ていきましょう。
DOM や文書の読込みを待つのに、addEventListener
関数を使っていきます。
次のコードでは、文書の読込みを待つのにイベントリスナーを使っています。
読込みが終わると関数が実行されます。
opera.extension.tabs
が存在しているかきちんと確認してから、このオブジェクトが持つタブの操作関数を呼びだします。
window.addEventListener( "load", function(){
if( opera.extension.tabs.create ) { // check if function exists
opera.extension.tabs.create(); // create tabs
}
else {
//do nothing
}
}, false);
URL を設定したタブを作成する
opera.extensions.tabs.create
関数には、引数としてフォーカスするかどうかの真偽値と URL とを持つ TabProperties
オブジェクトを一つ与えることが出来ます。
引数として URL を与えられるので、www.opera.com を読み込ませるタブを作ることが出来ます。
window.addEventListener( "load", function(){
if( opera.extension.tabs.create ) {
opera.extension.tabs.create( { url:"http://www.opera.com/" } );
}
else {
//do nothing
}
}, false );
タブにフォーカスする
イベントリスナーと opera.extension.tabs
オブジェクトの存在を確認するコードと同様にして色々なやり方でタブを操作することが出来ます。
まず、URL 欄にフォーカスしたタブの作り方は次のようになります。
opera.extension.tabs.create({focused:true})
URL を設定しフォーカスを当てたタブは次のように作ります。
opera.extension.tabs.create({url:"http://www.opera.com/",focused:true})
タブを閉じる
タブを閉じるのもこれまで同様簡単です。タブを作り、1秒後にそのタブを閉じるコードを書いてみましょう。
window.addEventListener( "load", function(){
if( opera.extension.tabs ) {
var tab = opera.extension.tabs.create({url:"http://www.opera.com/",focused:true});
window.setTimeout( function(){
opera.extension.tabs.close( tab );
}, 1000);
}
else {
// Couldn't find an opera.extension.tabs object, to fetch and then update the tab
}
}, false);
その後は?
これで、タブの作成方法、操作方法、そして閉じる方法とを覚えました。
Opera エクステンション API ドキュメントを参照すれば tabs
オブジェクトとその関数の詳細を得られるでしょう。
その後は、Opera エクステンションの Windows
オブジェクトに手を出すのも良いでしょう。
API リファレンス
opera.extension.tabs
オブジェクト
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